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2022/09/19 コラム

体育のほこう「食事方法の考え方」①

 こんにちは、With総合治療院 柔整師の佐藤です。
すっかり、日も暮れるのが早くなり夏も終わりに近づきもう秋はすぐそこに来てますね。
秋と言えば、「食欲の秋」食べ物がとてもおいしい季節になります
食べ過ぎて体重が気になり食事制限をされる方もいらっしゃると思いますが、
最新の食事方法をご存じですか?
糖質制限??カロリー制限?? いや、違います。
キーワードは「AGEs(エージーイーズ)」です。

今回は、AGEsについてお伝えします。

まず、AGEsとは「終末糖化産物」の略称です。
タンパク質と過剰な糖が熱で結合して変性したもので別名「焦げ付き」と言い、
細胞や臓器の炎症の原因物質とされています。
AGEsを摂取しすぎ蓄積すると臓器障害が起こり様々な体の不調からくる
「しわ」「関節痛」「薄毛」「うつ」「病気」などの老化現象の引き金になります。

AGEsは様々な食事に含まれ、体内で生成された物は簡単に排泄されず、若い頃の蓄積が多いと、40歳以上の老化スピードに大きな差が出てきます。
その為、日ごろのダイエットや健康管理の為に行ってきた食生活が、実は老化を早めていた可能性があるので今までの常識を変える必要があります。

では、実際にどのような方法がいいのか、大前提として糖質制限やカロリー制限だけを行う食事制限ではなくてAGEs制限を行うことです。
海外の研究で、AGEs制限をしなかったマウスだけ寿命が延びなかったそうです。
また、カロリーとAGEsの値は必ずしも比例しません。
同じ、丼モノでも親子丼と天丼を比べた時にカロリーは607calと605calで大差ないです。
一方、AGEs値は親子丼1319に対して天丼は3725と3倍近く、カロリーだけを気にしている人は
自分が食べている食事にどれだけAGEsが含まれているかという視点を持つべきです。

ここで、問題になるのは、AGEsを制限するにはどうしたらいいのかです。
ポイントは「調理方法」です。
どんな食材も加熱調理をすると値は上がります。
鶏もも肉で調理別に値を見てみると

焼く(油あり) 6123
揚げる     5544
焼く(油なし) 3418
煮る      1787
生       777        

数値を見ても明らかですが、1番ベストは「生」です。
加熱調理する場合は、上り幅が少ない「煮る」「蒸す」「ゆでる」を優先します。

なぜ、上記を優先するのか、
1つ目の理由がAGEsは高温で加熱すればするほど、値は上がっていく性質があるからです。
2つ目が食材中の水分が多ければ多いほど糖とタンパク質の結合を邪魔し脂肪や糖が抜け落ちてくれるのでAGEsが生成されずらくなるからです。
なので、4つの調理方法が数値を抑えるのにベストなのです

当院が出来れば一緒に実践して欲しい食事方法があります。
それは、食後の急激な血糖値上昇を抑える食事の仕方です。
血糖値上昇を示す指標である「GI値」の低い食材を使った食事を心がけてほしいです。

今回はAGEsがなぜ大切なのかお伝えしてきました。
意外とカロリーを気にしないで良いので実践しやすいかもしれないですね。
長くなってしまったので、GI値と合わせた食事のとり方や数値の少ない食材、一日の摂取量などの
細かい内容は次回お伝えしたいと思います。

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