膝の痛みでお困りの方へ
膝の痛みは、転んで捻るなど分かりやすいケースもあれば、自分では気づかない内に行っている普段の生活動作やスポーツなどのクセでも起こりやすいケガの一つです。
特に痛めやすいのは、膝のお皿周りや靱帯(じんたい)や筋肉・筋膜と言われる組織ですが骨の変形を伴うものもあります。
個々人の動作やくせで痛める場所が違い病名も異なりますが、当院での治療で多いのは、 変形性膝関節症・オスグット病です。
変形性膝関節症内反膝・外反膝などO脚X脚やランナー膝を含む
60歳前後の女性の方に多く、寝たきりの原因になりやすいため早期に発見をして関節軟骨の変形を防ぐことが重要です。
先天性のものや事故などの直接的な外傷を除くと、初期には特に膝の内側が痛む、歩き始めが痛むなどにはじまり放っておくと徐々に症状は悪化し関節可動域が制限され、夜間痛が起こる、見てわかるほどの変形が進み痛むだけでなく、立つことも困難になるケースもありえます。
オスグット病
オスグットシュラッター病ともいいますが、12歳前後の男子に多く成長期のスポーツ障害としてはメジャーなものです。
大腿部前面にある大腿四頭筋を過度に酷使するスポーツに多く、バスケット、バレー、陸上や剣道で来院される方が多いです。
脛骨粗面と呼ばれる脛の骨の上部に位置する箇所に痛みと膨隆がみられるのが特徴です。 前述したように大腿四頭筋を過度に使わせないためのフォームつくりなどを当院ではお手伝いします。
上記のほかジャンパー膝、腸脛靭帯炎や鵞足炎・半月板損傷、膝の捻挫や靭帯損傷(前十字靭帯損傷、後十字靭帯損傷など)に実績があります。
膝関節は人体で最大の関節であり荷重がかかりやすく、体重のかけ方や膝の使い方、膝の形状や役割から周囲の関節の影響を受けやすい構造 をしていることもあり、変形を起こしやすく、トラブルの多い箇所ともいえます。
変形性膝関節症などでは、ヒアルロン酸注射や抗炎症薬の処方などの他、状態によっては人工関節などの選択をされる方もいますがどんな場合でも、当院ではまず膝関節に負荷をかけている動作を分析した上で運動療法を指導し、時にはインソールや靴の選別などで膝や足への負荷を軽減することを目的とした治療を行い、同時に手技療法や鍼灸術などを使い患部への痛みにもアプローチしていきます。
日常生活動作(ADL)や生活の質(QOL)を上げる目的もあれば、スポーツや競技でのパフォーマンスUPを目的とする方もいらっしゃいますので 、個々のゴールや目的に合わせて治療計画を立てていきます。
このようなお悩みありませんか
- 立ったり、座ったりする時に膝に痛みが出る
- 歩行時に膝に力が入らない
- 階段の昇り降りで膝が痛い
- 膝の曲げ伸ばしがしづらい
- ランニング中に膝が痛くなってくる
- 最近、膝のお皿の下あたりが違和感(痛み)があって気になる
- 正座が出来ない
- 歩き始めや歩き続けると膝が痛む
- 足を伸ばして、あおむけに寝ても膝裏のつき方に左右差がある
当院の診療について
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1. 問診・触診
- いつ、どこで、どのようにケガしたか確認します
- ケガの状況(熱感、腫脹)を確認します
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2. 超音波エコー検査
- 骨、筋、腱どの部位に損傷があるか確認します
- 骨折が疑われる場合はすぐに近くの病院を紹介します
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3. 施術開始
アイシング
- 熱感がある場合は一番初めにします
- 熱感がある状態で手技をするとかえって痛みが増すことがあります
手技
- 患部を避けながら他の組織(筋、腱)の緊張を取り除いていきます
鍼
- 患部に直接、痛みなく施術することが出来ます
- 鎮痛作用や炎症を抑える効果があります
- 手技ではとらえることが出来ない深部組織を施術できます
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4. ハイボルテージ
- 高電圧の刺激を深部に浸透させ、疼痛軽減や筋緊張の緩和を促します
- 鍼が苦手な方にオススメです
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5. テーピング
- 骨、筋、腱どの部位に損傷があるか確認します
- 骨折が疑われる場合はすぐに近くの病院を紹介します
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6. 施術終了
- 初回の施術から1~2週間はこの内容を繰り返していき経過を見ていきます
- 施術頻度(来院頻度)は患部の状態次第で異なります
- 回復状態に応じて次の施術項目に進みます
患部の状態が落ち着いてきたら、下記の施術に移ります。
損傷後の筋力低下や、可動域制限の回復を目指した施術をしていきます。
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7. 歩行&動作チェック
- 歩行時や様々な動作時の細かい癖を見つけていき患者様一人一人の弱点を見つけていきます
- 膝の痛みを引き起こす原因が膝を構成する筋肉、靭帯以外で起きてないか全身の動作から見つけていきます
- 膝関節の動きを確認していきます
- 靴の状態も確認します
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8. 施術開始
手技
- 痛みが残る患部の施術をします
- 歩行&動作で確認した足関節に負担をかけている箇所(筋、腱、関節)を施術します
- 筋肉の緊張をとり動きやすい身体を作ります
鍼
- 手技では届かない筋肉の緊張をとりさらに動きやすい身体を作ります
- 患部の疼痛をとります
運動療法
- 患部周辺の筋肉を道具等を使って筋力UPのトレーニングをします
- 足首に負担をかけている筋肉も一緒にトレーニングします
- メニューは一人一人にあわせて決めていく、完全オーダーメイドの運動療法です
運動療法
- 教えた運動をご自宅でもやってきていただき、徐々に内容を増やしていき再発しない身体づくりを目指します
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9. 靴のサイズ測定
- 足に良い正しい靴(サイズや基準)を履かないと、運動で改 善してもまた悪い癖が戻ってしまいます
- 間違った靴を履いていると様々な傷害(外反母趾、偏平足)などが出てきます
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10. インソール療法
- 一人一人の足に合った、完全オーダーメイドで作ります
T.N様
(名古屋市・70代・男性)
腰痛や脊柱管狭窄症などがあり、色々な医療機関で手術やリハビリを繰り返して来ましたが体を直立させることが出来ず膝を曲げるなどして痛みを誤魔化しながらなんとか過ごしてきました。
膝も痛くなり、来院されていた方から噂を聞いてお邪魔すると腰以外の所も見て頂いて、段々とまっすぐに身体を起こすことができました。
職場でも周囲に姿勢が変わって歩きやすそうと声をかけて貰い、嬉しく思っております。
K.T様
(豊田市・60代・女性)
登山が大好きで、毎週末行くのが私の生きがいでした。
それが突然膝に痛みが襲い、普段の日常生活にも支障が出るほどの痛みでした。とても落ち込んでいた私に友人が「近所にとても評判のいい治療院があるから行ってみたら」とすすめてくれて行ってみました。
Withさんは今まで行った治療院とは違い、痛いところだけではなく全身の動きを見てくれました。
私の場合は膝ではなく、歩く時のバランスの悪さとお尻の使い方が原因でした。最初は治療やトレーニングが辛かったですが通うごとに変化が現れあんなに痛かった膝の症状が嘘のようになくなっていきました。
今では以前のように楽しく登山ができ嬉しく思っています。
H.M様
(日進市・60代・女性)
突然膝に激痛が走り歩けなくなり、病院に行ったら水が溜まっていました。その日のうちに抜いてもらい数日安静にしていましたが、痛みはあまり引かず歩行も足を引きずるようになってしまいました。
そこで、主人がお世話になっているWithさんを思い出し、駆け込みました。
痛みは膝に出ていましたが、原因は股関節とお尻の使い方と教えて頂き毎回、膝に注意しながら運動メインの治療をしていただきました。
最初は半信半疑でしたが3~4回目で痛みは減り普通に歩けるようになり仕事もなんなくこなせるようになりました。
今は正座が出来るようになるのが目標で通ってます。
よくあるご質問
- Q膝に水が溜まっています。抜いたほうがいいですか?
- Aお医者様の指示のもと判断して頂ければと思います。
当院ではその後の運動療法として、膝に負担がかからない身体づくりをご提案しています。
- Q最近膝に違和感を感じています。変形しているかと不安です。
- A初期の変形は見た目では判断できないのでレントゲン検査をおすすめします。
- Q自宅でできる運動はありますか
- Aはい、ございます。
当院では患者様一人一人の状態に合わせて、膝に負担をかけている全ての箇所を適切に運動指導していきます。
- Q完治と言われましたが、運動している時にまだ痛みがあります。
なにが原因ですか? - A膝そのものに問題がなければ、足首や股関節の使い方や歩き方、走り方などに原因があるかもしれません。
当院では、そういった患者さんの為に歩行&動作チェックを行っています。