こんにちはWith総合治療院・代表の安永寛正です、姿勢と動作の話は少しお休みして
今回は身に着けるもので最もこだわりたい「靴」についてお伝えします。
皆さんは靴を選ぶ時、どんな基準で選ばれていますか?
デザインや機能性、好みの色、素材、履いていくシチュエーション、スポーツなどの競技特性、様々な基準があると思います。
で・す・が
なんとなく靴を履いてみて選ばれている方も多いのではないでしょうか?
私たちが床に対して足を預ける時、最初に触れる身体の部分は足の踵なのですが
外出先なら靴を履いているはずですね、この時、姿勢の制御に不利な靴を履いていればまず踵が不安定になります。
前回前々回と姿勢と動作の話をお伝えしましたが、合わない靴を履いて接地時に不安定ですと
やはり重心のふらつきを制御するために余分な動作が増えたり、必要な動作を減らしてしまうことも起きます。
自重と重力、床に打ちつける勢いとその反発をコントロールしづらいということです。
では安定のために必要なことは何か?
最も気をつけなくてはならないのは自分にあったサイズで選ぶということです。
当たり前に聞こえるかもしれませんが意外と出来ている方が少ないです。
サイズといっても
足長・・・足の前後の全長
足幅・・・足の横幅の全長
足囲・・・足の周囲の全長 と 最低でもここまでは測定する必要があります。
靴屋さんで測られる方もいますが意外と正確にサイズを測れていないケースもみられます。
微妙なミリ単位のサイズ差でも靴の場合は大きな差になることが多いので正確さは大事です。
足の骨は28個の骨で構成されていますが、各靴メーカーさんはこの骨らの方向をどう誘導して
全身のバランスをとるか工夫をこらしていらっしゃいます。
ところが各々の足の位置に想定されているパーツがあるのに対して
サイズを間違えるということは靴擦れなど以外にも弊害があります。
代表的なのが「外反母趾」「偏平足」「浮指」「捻挫グセ」「膝の痛み」「スポーツ障害」その他身体パフォーマンスの低下など
足にタコが出来やすいなどの特徴のあるかた既に足を支えるアーチ構造が失われている所があると考えられるので要注意です。
実際に患者さんと接していて靴サイズの間違いは大きすぎる靴をはいている方が多いです。
原因としては靴の先端側toeboxには捨て寸と呼ばれる1cmほどのすき間があるため
つま先側で合わせると履けてしまうということ
小さいと窮屈なので気づきやすいというのもありますが、子供時代に親御さんが大きめの靴を用意されるケースが多く
感覚的に大き目のサイズを自分のサイズだと思い込んでしまうケースが多いようです。
小学生低学年以下のお子さんの場合は
子供の方から靴サイズの間違いを気づけないことも多いので
親御さんが見極める必要があるに思います。
当院でも足サイズの測定は無料でお引き受けしますのでお声かけください。
まず動画で良い靴選びの基本もお送りいたしますので参考にしてみてくださいね。